ツキヨノマサタケ

おいっす。

すんげえ雨ばっかですな。


釣りに関しては、コンディション悪いんじゃないっすか?

ま、メンバーがいいから、釣れるか!


そう、二人一組で戦う、この「筏釣り」は、上級者が初心者の面倒をみるのが通例となっている。

みんな、やさしいのだ。

そうしてわれら「浜団員」は幽霊も含め30名弱となる。

上位者は、みな全国を駆け回り「年ナシをぼっこすこ」引き抜いておるという。
(本団員の談による)

そのフットワークの軽さ、仕事のうっちゃり感、後先考えない資金繰りから「考える〜な、低脳♪」でおなじみの低脳運輸と呼ばれている。

その一部に、去年からようやく介入でき、なんと今回は、1名の「初心者」と呼ばれる「てこ」が同船することとなった。


その「初心者」がすごい。

そう、あの「すべって踊れるきのこ」、以前この番組でも紹介したタフガイ。


豊橋が生んだ肉棒キノコ「マサタケ」だ。


みなさんもご存じだろう。

日曜の昼下がり。

どこからともなく聞こえてくるあのフレーズ。

音源は長い棒を積んだ軽トラックから聞こえてくる、あの狂気。



「さ○★み〜 まさたけ〜」

「丈夫でつよい、まさたけはいかがですか〜 お声をかけてくだされば、玄関先までとりにいきます」


彼と知り合ってもう30年が過ぎたか…?


ブラックバス、表浜サーフ、渓流スプーン…



それまで、いろんな釣りブームを無視してきた彼と、釣りに行ったものなどいまい。

しかしながら今回の同行、何かしろ意味があると思い、ほかツアー者一同、日曜日に集い「まさたけ対策」を練ったほどだ。

酒を呑めば、陽気で明るく「スーパー体力エンドレス」の彼だが、実は繊細で努力家なのである。

最近ではラスト「クラークフォーム」を削ってしまい「おい、NTM、巻いてくれ」と、っさすが旧ZHの残党でライダー。

最近は「D」の「影」でもあり、横乗り界のレジェンドである。


その彼が、わたくしと一緒に船に乗り「おい、絶対におすなよ」とばかりに、オレが指南役に任命された。


オレの脳の中では

「いつハメるか」

「どうハメるか」

「どれくらいハメるか」


の「ハメるか3段活用」で一杯。釣りどころではないのでR。


しかしながら、さきほど指摘したがごとく、30年ライの友人。


彼のオレに対する「警戒レベル」はほかのどの人類よりも高い。


オレも、久しぶりに「本気」(本気と書いてマジと読む)にならざるを得まい。

カワカミサン、くめさんを清水で葬り去り、えんや半死、バルボッサ悶絶、秋山発射…


数々の「猛者」がオレの身体を通り過ぎて行った。


しかし、今回場所は四国。「巡礼しようじゃないか!!」


そこは片道約9時間。そう、所要時間では、インドネシアBALI島と変わらないのだ(セントレアからの直行がない状態での平均時間です)


早々行けるところでもなく、マコツのように「歩いて帰る」わけにもいかない。

この軟禁状態で、はたしてどんなドラマが…


オレは、今回、きちんと準備して、せっかく行ってくれる「まさたけくん」に、しっかりと「鯛種 5色揃い」を達成してもらうよう、慎重に準備をしていこうと思う。


おい、まさくん、夜は俺たちが「焼肉、おごってもらおう」


ちょっとだけ、お唄もいこう。


四国は、アツいぜえ。