久米峠
おはようございます、この野郎。
さ〜て、忙しいよ〜。
ほんと、誰かおらんもんかね?
一昨日は、ウマいことやって「粂一派」にトラックシートのゴムをつけさしたんだが。
まあ、やつも「な〜んでいろいろやらそうとするだ〜、どたりーじゃん!」って言いながら、たらたらやってくれるのがいいね!
前からそうなんだけど、ほんと一回、ゆっくり旅行でもいきてえわな。
で、言ってた。
「テイイチをさ、モルディブ連れてったら!あんときなんて、みのるに 小屋があるで塗っといて、とか言ってさ。かわいそうだもんで見にいったら、でっかいRCの建てもんじゃん!!終わらへんて!どえらかっただでさ〜、なにが小屋だ!ってさ。仕事ほかって行っちまうもんで、残った奴らがど大変なんだでさ!!」
おれはな、こう言ってやったさ。
「だもんで、一緒に行くまい、って言ったじゃねえか!おまえがトロクサイもんではまるだわ!みろ、行ったやつでダメになったヤツなんて、一人もおらんみろ!むしろ、以前よりまともになったヤツバッカじゃねえか」
やはり、どんなに曲がったことでも、「アイアム、ルール」
そりゃあ、たしかに「しわ寄せ」はある。
結構なリバウンドがくるわな。
だけど、何があったって「死にゃあせん」
ちったあ忙しくたって、呑まれたらあかん。
そのうち「ヒマ」になるんだで、あるうちにやっときな。
基本は「先に遊べ」だが。
「おい、テイ、最近のSLOTどうよ?」
「ぜんぜんだめだよう、みのるは勝っとるけどね」
そしたら、みのるが言ってた。
「ぼくが出ても、すぐに粂君が盗りに来るもんで、ダメっすよ〜」
「あれ?なんだアイツ、全然行ってないって言ってたがな」
「いやいや、自分のカネで行ったないってことですよ」
そこに本人登場。
オレは「おいおい、おまえ、年下からコインとっちゃアカンでしょう!ノーリスクで勝とうなんて、虫がよすぎる!」と断罪した。
すると「な〜にがあ!あんたに教わっただわ!!おれなんか、どれだけやられたか!?はあん!!!?」
そういえば、そうだったかもしれぬ。
胸に手を当ててみれば思い出す。
おそらく、通算で20000枚OVERは…
で、オレは言ってやったんだ。
「おまえ、せこいな。そんなん、もう忘れたわ!もし、そうでもな、オレはいいけど、お前はダメだ」
こうして、彼の「ドタリスト」の名はいっそう輝き、常に精神修行を行う。
だから、彼の人望は厚い。
まくらが「どくせえ」のが、悩みだそうだが。
とある、秋晴れの空の下、木にペンキを塗りながら記述。
久米峠:上巻 終わり。
次回発売 股間臭い、略して「コサイのオトコ」10/23 リリース。