2ND-WAR
糞でビッチな日曜朝、いかがでしょうか?
昨日はね、浜名湖流しだよん。
あの地獄の作戦「美幸」から、そう遠くない昨日、おれは「捕虜奥田」救出のため、向山はかぶとに向かった。
N将軍は「おう、奥田はよ、いいやつだでよ、マグロくわしたれ」と3皿目を注文。
今回のTEAMは、コヤブニコフ・イタサカ、ジ・アルフィーノ・タカミザワ・サカネが参戦となった。
コヤブニコフはAM5:00〜流刑に処されたものの、身がわしの術で「捕虜奥田」に丸投げした形だ。
まずは「捕虜奥田」の髪型からCHECK。
以上に多い髪の毛の量。
太くてかたい髪質。
コアラからハリネズミに進化する途中なのだろうか?
ここで、捕虜奥田の人間改造論が出たのだが、「そり込みを入れる」といった瞬間、却下された。
戦況は悪化の一途をたどった。
ついに、コヤブニコフが「誰か、女子を呼びましょう」と言い出した。
50を前にして呼べる女子。
いるわきゃねえだろ!?
だが、ここは捕虜奥田の前だ。かっこつけねばならぬ。
おれは迷った挙句、こう考えた。
「こいつらじゃだめだな。コヤブニコフも嫁にばれる、とか言ってるし。
そうだ!べつに、おれが呼べんくても、女子を呼べる男を呼べばいいじゃないか!」
頭のいいおれは、悪魔との契約に走った。
「イシハラジュン」ろ書かれたおれの最強スマホから聞こえてきた声…
そう、人は彼を「キャプテンバルボッサ」と呼んだ。
「あああ、わかりました。でも、おれが明日大会なんすよ。それで行けんもんで、誰か行かすようにしますよ」
さすが、愛しのバルボッサ君。
兵隊のコヤブニコフ、アルフィーノサカネはうれしそうだが、最もうれしそうなのは「捕虜奥田」であった。
何を隠そう、捕虜奥田も、それなりにTELしたりしたのだが、「今日も行けん」と、あっさりと断られたのだ。
それもそのはず。コヤブニコフがしきりに「おい、奥ちゃん〜、だめだって、もっと声掛けにゃあ」と、まるで自分が楽しみたいだけに聞こえ得るような反応。
ここでおれは「はっ!」と思い出した。
た、確かコヤブニコフと捕虜奥田は、敵だったはず。
なぜ、今は味方に…?
おかしい。鍵を握るのは、やはり脱走兵で2ブロック+オールバック+ポマードの「サカネ」なのか?
サカネ、脱走… こうなるとやはり「靴屋」が浮かんでくる。
コヤブニコフが無線で連絡した。
「こちらRED16、タレ目のコヤブから長い馬へ」
「こちらロングホース。なにか用か」
「ポイントかぶとで敵と遭遇。応援されたし」
「ロングホース了解。しかし、当方、キタロウにてラマ・シライと交戦中。応援は出せない」
「コヤブニコフ、了解!検討祈る」
「ロングホース、オーバー」
そうこうしていると、このグダグダ感にN将軍が切れた。
「おうっぷ!そんな下らん奴、呼ばんでいいで、帰るか!?」
すでに外には「安心代行」とかかれた陸軍のハマー1が並べられていた。
おれのパール号にみんなで乗り込み、いったん基地まで帰還した。
弾薬を詰め、ポイントAKBに食糧調達に出かける。
イサオ軍曹は、カウンターの中で「あの時のソマリアはやばかった。」と、たばこをぷかり。「いまでも、夢に出てくるんだよな」と遠くを見て目を細めた。
なぜかすいていたAKBラーメンのカウンターに5人。
「ビンくれや。おっ?新しいバイト?何ちゃん?」とかやっていると、サカネがあることにきずく。
「N将軍横、奥田ダウン!!」
でた!! カウンター・ダウン!!
1週間で2度のブラックホークダウン!!!
おれたちは戦闘をやめ、瀕死の奥田の亡骸を基地まで連れて帰った。
奴はうわごとのように「結婚…結婚…」とつぶやいていた。
基地に帰るとコヤブニコフ重症。
ジ・アルフィーノ・サカネ 軽傷。
捕虜奥田は意識不明の重体だった。
やはり、カワカミ大将とマサタケ准将の両名がいないのが今回の敗戦につながったとみる。
マサタケ准将は、おそらく3欣くらいの竹筒に火薬を詰め、「わっしょいわっしょい」と言いながら、羽田八幡に砲撃しているだろう。
今週はミヤワキ親衛隊長は清水。
その他戦士も、今日は休養するように。
すでに、劣勢はここまで来た。
次はもう、あれを使うしかない。