その名は「野ざらし」〜 恩着せ野郎

昨日は赤羽根港に仕事で行った。

With監督さん。


潮風ビュービューの超強風が吹き付ける、構造物にとっては劣悪な場所。

しかし、いい波が割れていました。


そうして帰社後、あのGRからTELがかかってきた。


「いや〜、あせりましたよ!連絡とかありがとうございました!」だって。

そしてこう続けた。

「なんかね、心臓が痛いって言い出して、またまた〜、なんて言ってたらですね、苦しそうにしながら、バカ、まぢだわ!って、車を動かそうとするんすよ!そして見たらですね、泡吹いて白目向いているんですよ!こりゃ〜やばいって思って、車から降ろしてとりあえず気道確保したんす。もう、意識もなくて、なんかいびきをかき始めて。うわ〜!どうしよう!!って思ってたら、救急隊員がTELでAEDありますか?って聞いてくるもんで、あほか!クルマん中にあるわけねえだろ!って言ってやったんす」


そりゃ、あるわけねえわな。

近くのどっかっていう意味じゃねえのかな。

「もう、救急車も全然来なくて、腹立ってきたらカンワー君、息してないいんすよ!で、人工呼吸かと思ったんすけど、よく見たらなんかドぎたねえ泡吹いてるじゃないっすか!?うわっ!って思って、なんでこのおっさんに人工呼吸かます羽目になったんだ!?おれ、なんもしてねえのにっ!どいやだや〜、でも、やらんと、万が一があったとしたら、あとで何言われるかわからんでな〜!くうっそ!と思って救急車、はやきてくれえ!って思いましたね!」

おれなら、泡吹いているカンワーより、カビたおたふく豆、もしくは、黒い漬物石にコケ生したような「ダイオウグソクムシモドキGR」にチューするほうが、よっぽど嫌だが。(あくまでもワシの主観による)

「そしてたら、遠くから救急車の音が聞こえて、すげー時間かかってやっと来たんす。おせーわっ!!って怒ってやりましたけどね!」

「そしたら、家族の連絡先は?とか聞くんすよ!おれ、しらんし!って言ってやりました」

「すると、患者の住所は?いえのTEL番号は?歳は?とか。な〜んも知らんのに、オレに聞きやがって!」だって。

オレはおもた。
救急隊員は「事件性」も疑っていたんじゃないか?それか、今はやりの脱法ナントカ… 笑)


しかしさすがだな「な〜んも知らないところで働いているんだ、GRは」


そして、とりあえず救急車は市民病院に到着した。

そこにおれからの連絡で急を知ったおやぢさんとおふくろさんがまっさ青になって駆けつけた。

「おお、藤井君、御苦労さんだったな、ありがとな」と丁寧にするおやぢさん。

救急隊「ああ、ご家族の方ですか?ここに、患者さんの名前と住所、血液型など記入してもらえますか?」

大事な息子の一大事に、手がふるってうまくかけないおやぢさん。

オレも一度「文化会館」で経験があるが、ああいうパニック時には手が震えると、とまらなくなるんだ。

それを見たGRは「ギャハハwww、おやぢさん、手がぶるっぶるじゃねえっすか!爆)」と、緊急搬送入口の守衛前で大声で笑ったらしい。

ちなみに現在は、一流心臓センターで容体も安定し、点滴がつながっているだけのようだが、寝たり起きたり「ラジバンダリ」

そんな病人に「さっそく、仕事おわったら、恩を売りに行きますよ!命の恩人だってね!!今年の競艇資金は、もう安心ですね!ぼくは!よかったや〜、カンワー君死なんくて!!」と、そういう内容の電話だった。


GR,あの野郎はどこまでも図々しく、KY。そしてガメつい。


この事件を受け、スポークスマンのMRGは「どうせGRが余分なストレスとか迷惑をかけとるのがそもそもの原因じゃないか!?」との談話を発表し、もしそれが引き金だったのなら「GR、やっちまったな!」と、つっこんだ。


みなさんは、いよいよのときには誰に対しても救命措置をしてあげましょう。

そして、もし、患者がGRだった場合は、「野ざらし」にして捨てておきましょう。


以上、「本人からの通報を分析した結果」でした。