1ヶ月
あの震災からちょうど1ヵ月たった昨日、また大きな余震があったようだ。
原発の冷却ポンプも一時とまったらしい。
地域のみなさん、自治体、消防、東電のみなさんも大変だろうな。
ミュージシャンなんかも集まって被災したみなさんになにかしようと頑張っている。
「すげ―なー」としか言いようもやりようも無いオレは、今日も「日常」を繰り返すことが出来る。
少々「キンケツ」なのを除けば幸せなんだな〜。
そんな中、東のヤスの式で気を吐いた「おみ」から1通のメールが来た。
添付されていた写真には「作戦、完了しました」とかかれていた。
古くからの友人の為、頭髪を「祝」と言う字にして祝った彼のミッションは「坊主」になることですべてクリヤーとなったようだ。
このオトコもDOUBLECABのメンバーでかなりの酒豪である。
仕事が終われば毎日のように繰り出し、酒を呑んでは「ドジ」を踏む毎日。
壊した車5台、破裂したタイヤ3本・・・ メキシコ産のテキーラが好物で頭の頂点が少し尖っているのが特徴だ。
そんな彼をみてこんな事を思い出した。
それはまだみんな若く、沖合いのテトラが短かった頃。
大木に連れられてやってきたオミ。
大鯛で行われた酒席「WAVECOLOR」での酔死を見事に決めた勇姿は今なお、私の脳裏に鮮明に残っている。
知っていたか?あの時のオミの先輩「TARO」が最近海に復活したのを。
やがてヒマな俺たちは「ガサ入れ」というあそびを始める。
この「ガサ入れ」
突然友人、知人宅に乱入し、お宝(本やDVD、ビデオ)などを物色、荒らすだけ荒らして飯をご馳走になり帰って行く、というなんとも都合のいいものだ。
この「ガサ入れ」で発見されたのはオミの書いたラブレター。
たんすの引き出しを抜いた下に隠してあった。
朗読し、オミの青春を楽しんだものだ。
やがて「へその緒」が発見されたが、汚いので投げ捨て「ああ〜!!オレのへその緒が!!」と聞きなれないフレーズを堪能した。
アレからもう10年くらいたつのかな?
短いようで長い1ヶ月、長いようで短い10年。
今の俺にできるのは一日一日の仕事を頑張り、酒を呑んで騒ぐことくらいか。
サカネ