磯の気
ちょりちょり〜っす!
古いか、この野郎。
おい、今朝は早くから「浜団連絡網」開催じゃ。
バルボッサ君は、AM5:00から「サーヒンですよ」だって。
怪しいもんだら? 笑)
U-SAYは、結構暴れてるようだし 笑)
昨日はね、忙しかったんじゃけど、仕事終わって19:30、先端到着。
ん?そうさ、あの、沖の潜堤に潜るんだとさ。
脚ひれとシュノーケルとモリを渡され、3mmフルに袖を通す。
NR君とNRIくんと、おやぢ3人で沖を目指す。
そこは、数年前、貝取りの男性が推定5〜6mのサメに襲われ命を落としたポイントのすぐ前。
オレは海中電気で水中を照らした。
真っ暗な海底がそこには広がっていた。
不得意な「シュノーケル」は細く、運動量に合っていない少なめの空気をゆっくり吸い込む。
時折「ぐぼぼぼぼ」と、筒の中に海水が入ってくる。
のどに詰まらせ「ぐヴぇうぇっへ”!!!」となると、脚が「びっきーーーーん」とツリそうになる。
や、やばい…落ち着け落ち着け…
あの2人は?
何事もなく、そそくさと海中電気の光が進んでゆく。
真っ暗な中、テトラの向きもよくわからねえ…
な、なんでこんなところに・・・・
その時。
おや?何か懐かしい感じだ。
この感じ、いつか味わったような…
オレの脳裏に、あの「パニックGR事件」がよみがえった。
そうだ、あの時、テイイチに子供用シュノーケルを渡して、モルディブの浅瀬に「捨てて」帰ってきたときのあのGRの目つき。
怖がりながら、必死でついてくるテイイチ…
オレは今、テイイチになっていたんだ。
コワかったじゃろう…
つめてえと思っただろう、GRと、としにいの背中を。
オレは落ち着きを取り戻し、GRと、トシニイにテイイチの敵討ちを果たすため、気持ちを取り戻した。
テトラについた。
さっそく、テトラの間に潜り込む。
あっ!魚だ。
ちっこいが、まずモリをぶっさしてみよう、と思い、手に掛けたゴムを思いっきり引っ張った。
「ばっちん!!」と音がし、魚が逃げ、ゴムが切れた。
「オーマイガ!、もう終わりか!?」
オレは少しふてくされ、テトラに上がった。
彼らはひたすら、テトラの穴に入ったり出たりしている。
「ああ、もう、車に戻って、ビールでも買ってくるかな〜」
しかし、一人で戻るには、危険度が高すぎる。
仕方がないので、もう一度潜ってみた。
よく見ていると、何かがいる。
オレは森を手に持つと「おりゃ!!」と突き立てた。
採れた!ささった!!
モリを突き上げ、どうしようかと。
ばたばた暴れる魚。
もたもたしていると、「ぼっちゃん」と落としてしまった。
ガッデム。
きっと、採ったといっても、ウソ扱いだろう。
でも、採れるんだな、と思いもう一度潜る。
左側のテトラに、縦に寄り添う魚が。
また、ぶっさす!
30CMくらいのアイゴが採れた。
でも、あぶねえ。こいつはヒレに毒がある。
ぐりぐりやって、捨てた。
モリは諦め、そうっと覗いていると、何かがゆっくっり動いている。
おもむろにわしずかみすると…
いいですねえ。
面白くなってきたところで終了の合図。
また、怖がりながらの撤収。
次回はサーフボード持っていこう。ぜってい楽だし。
結局、21:30頃までやった。
へとへとになり、平日の深夜ミッションは終了。
「うへへ、次はマコツ誘おうね」とNR君はちっこい魚1匹で満足そうでした 笑)
NRIくんは、さすが「悪党」
最近は単車で走ってるらしい。結構、爆音らしい。
で、今日は朝からユニックで現場へ。
外に鉄材を置くと、すぐに触れなくなるぜい。
ああ、明日は土曜日。
浜名湖はG1だと、Nさんが朝、言ってたようだった。