フラリと寄った¥100SHOP。

お腹の大きな奥様が、糸こんにゃくを2つ購入。


オレは思わず聞いてみた。


「あれ?今日は糸こんにゃく?」

恥ずかしそうに答える人妻「mるこ」


その頃、旦那は中部都市構想どまんなかで修行中。

なにやら「盗み」を働くらしい。

一口に「盗む」といっても、それは金でも貴金属の類でもない。

常に「計画性」の高い彼が狙うものは「技術」だ。

1977年、彼は3兄弟の真ん中として生を受けた。

「のらりくらり」と大きくなり、サクラに進学。

友人に恵まれ、持ち前の明るい性格から「〇っとー」の愛称でひたしまれてきた。


車を買っては「壊される」という憂いきめにあいながらも、彼はオトコを磨き続けた。

しかし、流れ始めた潮流は止められず。

彼は決心した。

「自分探しの旅にでよう」


CANADAからMEXICOまでの「ヒチコハイク」の旅、いや、「ヒッチハイク」の旅。

途中、浜松のTERAが撮ってきた写真を「パクル」べく、フリチンで夕焼けを眺めるフォトグラフを収めた。

一回り大きくなった彼は、一旗上げてやろう、とバーテンの道に入る。


しかし、根っからの酒好きな彼は、お客の酒を全て呑んでしまう。


彷徨い続けたあげく、なんとTSAの会計に抜擢されたのだ。


金の計算は親方「MCB」から教わっており、会はいきなり「裕福」になった。

磐石な体勢作りを終えた彼。


その頃、ある計画が企てられた。

「人生一回、行くしかねえら」とばかりに積み立てを開始。

月最低でも¥10000 合計¥200000を15人で蓄える。


1年半後、¥3,000,000を溜めた彼はインド洋はモルジブに錨を下ろした。

いわゆる「アホ」を14名も連れてきた彼の「クチビル」は、ストレスの為か「ぷっくら」と腫れ上がったという。

このときで来た流行語大賞「〇〇状態」は今でも抜かれるこのとのない「名語録」として燦然と輝く。


今回、「修行中」のため参加できなかった彼を思い、こうコキ残そう。


ありがとう、もっとー。

口角に溜めた泡と脇の汗が懐かしい。

      • ジャングルジュースの追憶----

第1章「タケダの扱いについて」 から抜粋。

第2章 「かるいしと呼ばれたオトコ」 9/15 ON-SALL